android-sdkの環境構築(on Gentoo Linux)

Gentoo Linux上でAndroid開発環境を構築したのでメモです。
EclipseでADTの設定完了までのメモ。

環境

流れ

  1. Eclipseandroid-sdk-update-managerのインストール
  2. 環境の設定
  3. Android SDKを導入する
  4. Android仮想マシンを作成する
  5. EclipseにADT(Android Development Tools)をインストールする
  6. サンプルプロジェクトを作成する

Eclipseandroid-sdk-update-managerのインストール

dev-util/eclipse-sdkとdev-util/android-sdk-update-managerの二つをインストールします。

$sudo emerge dev-util/eclipse-sdk dev-util/android-sdk-update-manager -q

環境の設定

PATHの追加

~/.bashrcに"/opt/android-sdk-update-manager/tools"を追加する

export PATH="/opt/android-sdk-update-manager/tools:~/bin:${PATH}"

こんな感じ

グループへの追加

Androidの開発をしたいユーザを"android"グループに追加します。

$sudo /usr/sbin/usermod -G android -a [ユーザ名]
Java-VMを設定する

Java-VMを設定します。特に問題なければ"icedtea6-bin"を選択します。
もし、Sun-JDKを既に導入して使用している場合はそちらでも問題ありません。

$eselect java-vm list
$eselect java-vm set user [icedtea6-binの番号]

最後に一度ログアウトして再度ログインする。

Android SDKを導入する

Android SDKを導入します。androidを使用します。

下記コマンドを実行する。

$android update sdk

実行後、GUIインストーラが立ち上がるので、"Accept All"を選択して"Install"ボタンをクリックする。

あとは、終わるのを待つだけです。終わったら終了します。

Android仮想マシンを作成する

下記手順で行います。

  1. androidコマンドを起動する
  2. "Virtual Devices"をリストから選択する
  3. "New"ボタンを選択する
  4. "Name"に"Android2.2"を入力する
  5. "Target"で"Android 2.2"を選択する
  6. "SD Card"のサイズを"256"と入力する
  7. "Create AVD"を選択する

作成後"Start"ボタンで動作確認出来ます。

EclipseにADTをインストールする

ADTをインストールします。
公式の方法だと途中でパッケージ不足で止まってしまったので、パッケージ導入用のサイトを追加して行います。

パッケージ導入用のサイトを登録する
  1. Eclipseを起動する
  2. Help -> Install New Softwearを選択する
  3. "Work with:"に"http://download.eclipse.org/releases/galileo/"を張り付ける
  4. "Add"ボタンを押して"galileo"等の名前をつけてOKを押す
  5. Eclipseを再起動する
  6. 再度"Install New Softwear"を開き"https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/"を"Work with:"に貼り付ける
  7. リスト部分に"Developer Tools"が表示されるのでチェックボックスにチェックをいれ"Next"ボタンをクリックする
  8. "Finish"ボタンをクリックしてインストールする
SDKのロケーションを設定する
  1. Eclipseを起動する
  2. Window - Preferencesを開く
  3. リストからAndroidを選択する
  4. "SDK Location:"に"/opt/android-sdk-update-manager"と入力する
  5. "OK"ボタンをクリックする

以上で環境構築完了です。

Window - Android SDK and AVD Managerが起動できるようになります。

File - ProjectにAndroidが追加されています!sampleプロジェクトとかで簡単に早速確認できます!

トラブルシューティング

Android SDKのアップデートが途中で止まる

僕特有の環境ですが、LD_PRELOADにtcmallocを設定しているのが原因でした。

Android SDKをユーザホームに直接保存する場合

そのままではエラーになるので、ANDROID_SWT環境変数を設定する必要があります。

下記コマンドにより設定できます。.bashrcとかに書くと幸せ

$SWT_DIR=`java-config -p swt-3.5`; export ANDROID_SWT=`dirname $SWT_DIR`
$android

備考

icedtea6-binとは

OpenJDKベースのJDKです

今後の作成予定メモ

  • sampleプロジェクトの起動
  • バイス接続やる
  • NDKとか