Q4Wine導入とFF14ベンチをWINEで動かす

仕事はUbuntu。通勤はMac OS X。家ではGentoo Linuxな今日この頃です。

インストールしたまま試さずにいた、Q4Wineを使ってみたので、メモメモ。

Q4Wineについて

Q4Wineは、Wineのアプリとプリフィックス管理ツールです。下記のような機能を持っています。

  • ウィザードによる設定
  • アプリケーションの管理
  • プリフィックスの管理(複数のプリフィックスを作成可能)
  • winetricksの利用
  • Wine AppDBの利用
  • 実行中プロセスの一覧
  • フェイクドライブの設定


仕様

  • Q4Wine:0.118
  • wine:1.2-rc4

流れ

  1. 前準備
  2. インストール
  3. 試用

前準備

keywordsの追加
$sudo sh -c "echo 'app-emulation/q4wine' >> /etc/portage/package.keywords"
USEフラグの追加

下記フラグを追加します。

  • winetriks:winetriksを扱えるようにする
  • wineappdb:Q4Wine内でAppDBを確認する機能を有功にする
  • iconutisl:exeバイナリからiconを抽出できるようにする
$sudo sh -c "echo 'app-emulation/q4wine wineappdb winetriks iconutisl' >> /etc/portarge/package.use"

インストール

インストールは簡単です。

$sudo emerge -q q4wine 

試用

試しにFF14のベンチを起動してみます。どこからか、ダウンロードして、解凍が終わっているという、想定です。

おおまかな手順
  1. 新しいPrefixを作成する
  2. winetriksでd3d9_36を導入する
  3. prefixに新しいフォルダを作成する
  4. FF14ベンチアプリを登録する
  5. 実行する
新しいPrefixを作成する

アプリが正常に動くのか等を確認する時に、prefixを分けると、場合分けがしやすいので、重宝します。

  1. q4wineを起動する
  2. prefixesタブを開く
  3. 星スティック型のアイコンをクリックする
  4. prefixを作成したいパスを"Prefix path:"に入力する
  5. prefixの名前を"Name:"に入力する
  6. OKを洗濯する
winetriksでd3d9_36を導入する

これをやらないと、実行直後にエラーで終了します。多くのd3d9のゲームはnativeのdllが必要になる状況です。

  1. "Setup"タブを開く
  2. "Current prefix"から、作成したPrefixを開く
  3. prefix名の右にある、wineグラス型のアイコンを選択する
  4. 注意のダイアログのOKを選択する
  5. winetricks pluginダイアログが開いたら、右下の"Install Winetricks"をクリックする
  6. コンソールで導入されるので、終わったらコンソールを閉じる
  7. Exitを選択し、再度、開き直す
  8. 左のBoxから、"d3dx9_36"を選択し、Installをクリックする
  9. コンソールにて、導入が行われるので、完了したら、閉じる。
prefixに新しいフォルダを作成する

ここの手順は必要は無いです。気分です。

  1. Programsタブを開く
  2. 先ほど作成した、"prefixを右クリック - New"を選択する
  3. Appなど、それっぽい名前を入力し、OKをする
FF14ベンチアプリを登録する
  1. Programsタブを開く
  2. アプリ一覧で、"右クリック - New"を選択する
  3. "Programs:"でFF14ベンチマークの実行ファイルを選択する
  4. Iconオプションの右にあるアイコンプレビューを選択する
  5. FF14ベンチマークの実行ファイルを選択する
  6. アイコンの選択画面が表示されるので、好きなものを選び、OK

をクリックする

  1. 登録を完了する
実行する

登録した、FF14をダブルクリックすることで、起動します!

以上で完了です。実行画面をあげたいけど、著作権でむりぽです。

備考

私の環境の実行結果は94でした。ビデオカードが遅いんだよね。。。GForce8600GTの限界です。

  • score:94