vdpauを使ってみた

LinuxにはGPUを用いてビデオデコードやフィルタリングを行うAPI群であるvdpauというものがあります。
ためしに導入してみました。

環境

比較

smplayerでvdpauにビデオ出力を設定して再生して見たところ

  • CPU61%から2%

に減りました!!かなり感動です。下記が比較スペックです。かなり効果が大きいです!

  • コンテナ:mp4
  • コーデック:HD(1280x768)
  • フィルタ:後処理,ブロック除去, ノイズ除去(通常)

導入

smplayerごしにvdpauを用います。

準備
  • keywordへの追加
#echo "<=media-video/mplayer-1.0_rc2_p20090731-r1" >> /etc/portage/package.keyword
#echo "<=media-video/smplayer-0.6.8" >> /etc/portage/package.keyword
  • USEフラグの設定

USEフラグにvdpauを追加します。

インストール
$sudo emerge smplayer
設定

下記に設定する

  • ツールバー - オプション - 環境設定 - 全般 - ビデオ - 出力ドライバー - "vdpau"に設定

以上で完了です。
h264やwmv,mpeg1,2等対応しているファイルを開いてみてください。ビデオ再生時のCPU使用率が下がっているはずです!

トラブルシューティング

再生負荷が変わらない

ビデオコーデックが適切に設定されてない可能性があります。下記手順で使用デコーダを確認してみてください。

  • ツールバー - オプション - 情報とプロパティ - ビデオ コーデック - コーデックがvdpau付きか確認

もし、vdpau付きでなかった場合は付きのものに変更してください。