EXT4をSSD向けにマウントする

EXT4を用いて、SSDで用いられているTrimコマンドを使用するためのオプションです。

Trimコマンドを有効にする

方法は非常に簡単で、discardオプションをマウント時に渡すだけです。

  • mountコマンドでマウントする場合
$sudo mount /dev/sd[0-9]+ /mnt -t ext4 -o discard

他のオプションと組み合わせる

他、SSDに有効なオプションとして relatimeがあります。これは、必要な場合を除いてアクセス時間(ファイルを最後にオープンした時間)を更新しないものです。

  • mountコマンドでマウントする場合
$sudo mount /dev/sd[0-9]+ /mnt -t ext4 -o discard,relatime

備考

Trimコマンドとは、SSDに対して使用していた領域が不要になったことを明示するものです。
SSDはウェアリングという、1つのブロックが使い続けられて寿命が一部だけ寿命が縮まるのを防ぐ技術で、ある、ブロックへの書き込み指示が発生した場合、使用回数が少ない空き領域を割り当てて使用回数を平均化します。このときに、空き領域である必要があるのすが、通常のファイルシステムの場合、ファイルを削除するとディレクトリツリーからの切り離しだけを行います。
つまり、SSDにとっては不要になったのかどうかを判断できない訳です。それをTrimコマンドで明示することで、ウェアリングの効率を向上させることができます。